東京23 区内でも、比較的リーズナブルにマイホームが手に入るエリアとして人気の足立区と葛飾区。近
年、千住エリアや立石・新小岩エリアの再開発により、その注目度はさらに高まっています。
しかし、いざ購入となると悩むのが**「マンションにするか、一軒家(戸建て)にするか」**という究極の選
択です。
「管理費がもったいないから戸建て?」「資産価値を考えるなら駅近マンション?」 2026 年現在の最新デ
ータに基づき、35 年スパンでどちらが「お得」なのか、プロの視点でシミュレーションします。
1. 【2026 年最新】足立区・葛飾区の不動産マーケット状況
まずは、現在の両区の地価と市場動向を確認しておきましょう。
足立区: 北千住を中心に地価上昇が続いています。2025 年から2026 年にかけても、つくばエク
スプレス沿線や日暮里・舎人ライナー沿線の利便性向上により、住宅地の地価は堅調に推移して
います。
葛飾区: 京成立石駅周辺の大規模再開発(2026 年度にタワーマンション竣工予定)や、新小岩駅
南口の整備により、これまで「下町」のイメージが強かったエリアが「洗練された住宅街」へと変貌
しつつあります。
両区とも、**「駅近の土地は高騰しており、マンション化が進む一方、駅から徒歩15 分圏内にはまだ現
実的な価格の戸建て物件が点在する」**という特徴があります。
2. 「お得」を判断する3 つの軸
どちらがお得かを決めるには、単なる「購入価格」だけでなく、以下の3 つの軸で考える必要があります。
1. ランニングコスト(維持費)
2. 資産価値(売却価格)
3. 居住性・リスク管理(ハザードマップ)
3. 35 年間のトータルコスト比較シミュレーション
物件価格をともに6,000 万円と仮定し、35 年間の維持費を概算してみましょう。
A. マンション(駅徒歩5 分・3LDK)
管理費・修繕積立金: 月額平均 35,000 円
o 35 年間合計:約1,470 万円
o ※修繕積立金は段階的に値上がりすることを想定
駐車場代: 月額 20,000 円(所有する場合)
o 35 年間合計:約840 万円
固定資産税: 年平均 12 万円
o 35 年間合計:約420 万円
室内メンテナンス: 35 年間で約300 万円(壁紙、水回り設備等)
【35 年間の維持費合計:約3,030 万円】
B. 一軒家(駅徒歩15 分・3 階建て建売)
管理費・修繕積立金: 0 円
駐車場代: 0 円(敷地内)
固定資産税: 年平均 10 万円(建物評価の下落が早いため)
o 35 年間合計:約350 万円
メンテナンス費用: 35 年間で約600 万円(外壁塗装、屋根防水、防蟻、水回り)
o ※10〜15 年ごとの大規模修繕を自己負担
【35 年間の維持費合計:約950 万円】
維持費の結論
単純な支出額では、一軒家の方が約2,000 万円以上安く済みます。 マンションの「管理費・積立金・駐車
場代」は、住宅ローン以外に払い続ける「第二のローン」とも言える大きな負担です。
4. 資産価値の「出口戦略」で逆転は起きるか?
しかし、不動産は「出口(売却)」を考えなければなりません。
マンションの強み: 足立区・葛飾区の駅近マンションは、2026 年現在も需要が非常に高いです。
特に再開発エリアの物件は、35 年後も「土地+建物(管理状態)」としての評価が残りやすく、建物
の価値がゼロになっても、立地が良いだけで一定の価格で取引されます。
一軒家の強み: 建物の価値は20〜25 年でほぼゼロになりますが、**「土地」**が残ります。足立
区・葛飾区は古くからの住宅街が多いため、将来的に更地にして売却、あるいは建て替えができ
るという自由度があります。
「流動性(売りやすさ)」ならマンション、「確実な資産(土地)」なら一軒家に軍配が上がります。
5. 足立・葛飾特有のチェックポイント:ハザードマップ
このエリアで家を買う際に絶対に無視できないのが**「水害リスク」**です。
マンションの場合: 万が一の氾濫時も、2 階以上の住戸であれば居住スペースの浸水被害は免
れます(「垂直避難」が可能)。ただし、電気設備が地下にある場合は停電のリスクがあります。
2026 年以降の新築マンションは、浸水対策が強化されているものが多いです。
一軒家の場合: 足立区・葛飾区の多くは「荒川・江戸川の氾濫」において浸水想定区域に入って
います。戸建てを購入する場合、1 階が駐車場や納戸になっている「3 階建て」を選ぶことで、生活
空間を守る工夫が必須です。
6. 結局、どちらがお得?
最終的な判断は、あなたのライフスタイルと「何を優先するか」によります。
「マンション」がお得な人
共働きで忙しく、駅からの近さを最優先したい人。
ゴミ出しや防犯、共用部の掃除などをすべて任せたい人。
将来的に住み替えを検討しており、売りやすさを重視する人。
「一軒家」がお得な人
月々の固定費(管理費等)を抑えて、生活に余裕を持たせたい人。
車を所有しており、駐車場代を節約したい人。
足音など隣人への気兼ねなく、広い空間で子育てをしたい人。
まとめ:2026 年に買うなら
2026 年現在、足立区・葛飾区のマンション価格は高止まりしています。もし**「投資的なお得さ」を求める
なら、再開発が進むエリアの駅近中古リノベーションマンション**が狙い目です。
一方で、「35 年間の総支払額」という現実的なお得さを追求するなら、駅から少し離れたエリアの戸建て
を選び、浮いた管理費分を繰り上げ返済や資産運用に回すのが最も賢い選択と言えるでしょう。
**「自分の予算で具体的にどんな物件が買えるのか、シミュレーションしてほしい」**という方は、お気軽
にコメントやお問い合わせをください!あなたのライフプランに最適な物件選びをサポートします。